6話進むべきか、進まざるべきか、軍議の結果は?
桓騎の傍観
6話を見ていると桓騎と王翦は、視点が同じであることが分かります。
自分がこの大軍を率いる大将だとしたらどう行動するか。
桓騎は入城する時点で、王翦と同様に城壁が低い(守りにくい)と気づき、どうするべきか考えていた。だから、王翦の行動を理解し、その件については任せて大丈夫だと判断したようです。
このようなシーンを見ると、組織に必要なのは、長と同じ視線で物事を考えられる人材だと感じます。末端の兵士だとしても、将軍の視点で状況をみられる人は、受けた命令の意味をより深く理解できるので、命令のその先に必要な行動も予測できますよね。
会社も同じで、気が利く人やトラブルを防止できる人、業務をスムーズにするための下準備ができる人、的確な企画立案ができる人は会社のCEOの視点(組織の最終的な目的)を理解している人だと思います。
目的のために何をするのか、何が必要なのか、地位があるとかないとかは関係なく、トップの視点に立って思考ができる人は、上から見た自分の立場での最適解を導き出せる。
桓騎は将軍と同じ視点で状況を見て王翦不在の事態を傍観していましたが、命令を待つだけの兵士は将軍の行動が理解できず右往左往。この視点の違いが面白かったです。
王翦の行動力
一方、王翦は情報を得るべく行動を起こします。
斥候の情報だけでは不十分だと確信した王翦は、信じられない行動に出ました。このあたりの展開は『キングダム』らしく大胆。
間違いのない情報を元に戦略を練る王翦。
当初不気味だった無表情や四白眼が、危機に直面して頼りに思えてくる不思議。やはり、将軍はどのような局面にも不動であることが重要です。孔明が羽扇と4輪車を使い、戦場で悠々としていた理由が「士気の安定」にあったことが良く分かります。
さて、王翦によってどのような戦略が展開されるのでしょうか。来週が楽しみです。
『キングダム』の魅力
『キングダム』は、非常に男性的な思考とセリフによって描かれています。
男性の思考回路は、問題点の発見や解決、状況判断、危機回避などに特化していて、しかもその情報の処理速度がすごく早いですよね。
特に戦略や戦闘シーンは、咄嗟の判断次第で結果が変わるのでスピードが命。それぞれのキャラクターがそれぞれの立場でベストな行動を選択するシーンや、次々と発信される男性間の情報伝達などは合理的で無駄がなく見ているだけでも面白いです。
『キングダム』は、6話の仁と河了貂のような対話で内面を吐露するシーンがあるのも魅力です。喜怒哀楽の共感ポイントがあることで、ストーリーがしっかりと記憶されるような気がします。

