『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』12話(アニメ1期最終話)感想

『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』感想

『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』アニメ1期最終話が公開されました。ワンクールがあっという間に感じられた今作。最終話も、まさか過ぎる展開でした。

ライノーの単独行動

12話ではライノーが勇者部隊から離れ、単独行動をしており、これまでの不自然な(人間らしくない)言動の理由についても言及がありました。

このシーンのセリフはすごく考えられていて、その時の身振り手振りの動きもスゴすぎました。あの動きを描いた動画の方スゴすぎる。ライノーがリアルにライノーでした。

軽い罪

ライノーは勇者部隊へ自ら志願したため、特定の罪名はありません。しかし、ライノーは自身が人知れず罪を犯していると告白しています。

その罪は、人間の価値観で見ると勇者部隊の中でも軽い罪で、動機としてはつまらないものだと思われている。

人間は戦争で互いを殺し合うことを当たり前のように繰り返しています。つまり、ライノーの価値観で「大罪」と認識されるものが、人間の価値観だと「ありきたりでつまらない罪」だと知った。

ライノーはこの人間の価値観に驚き「人間はとんでもなくオソロシイ生き物だ、もうかなわない、とても気に入った、なんでも言うことを聞こう」という気持ちになったようです。

心底人間が好きになってしまったライノー。

人間に興味を持ったライノーは、人間の倫理観も理解しようとしている。それが11話のザイロに対するセリフにも表れていました。

ザイロが「民間人の犠牲を考えるのは最後だ」とライノーに伝えたときに「倫理観」について問い返していますよね。

英雄的行為

「人間の価値観では、互いに殺し合うこと(戦争)を、ありきたりでつまらない罪としている」ライノーという客観的な視点で、人間がこのように評価されるのは皮肉ですよね。

また、ライノーは自分のために魔王現象を殲滅しているのに、その真実を知らない人間から見ると、それは英雄的な行為として讃えられるという事実。

ここにチャールズ・チャップリンの『殺人狂時代』の「ひとりを殺せば殺人犯、100万人を殺せば英雄」の意味を原作者の方が含ませているのかも、と思います。(違うかもしれないですが)

ライノーは、「英雄になる」ことが説明できないと言っていますよね。

罪が英雄に転換される基準が分からないということかな、と思いました。

ここも人間の矛盾を指摘されているようで皮肉ですよね。

2期はある?

12話は最終話でありながら、ライノー、キヴィア、新たなキャラクター登場など、波乱の展開となり、続編が気になりすぎる状況で終了。

Xの公式アカウントでは、本日(3/26)のポストで待機命令が出ました。今後の新情報が公開されるのでしょうか?できれば2期の発表であって欲しいです。

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