今回の人間観察は、抑圧された人格、肉親の無関心と他人の関心です。内容盛りだくさんでしたね!7話濃縮還元で感想を綴りたいと思います。
マギーくんと咲良子さんのCV
今回ビックリしたのですが、マギーくんと咲良子さんのキャストさんが同じ!!豊崎愛生さんでした!!
儚く、危うげな咲良子さんの演技が絶妙で、ホントに心配なるような雰囲気がスゴかったです。マギーくんも咲良子さんも、どちらも個性的な演技で良いですね。
前回6話での、坂道を電話をしながら急いでいるシーンの受け答えがかなりリアルでした。こういう主役以外のキャラの完成度って、作品の質を底上げしますよね!
描かれた心の闇
優しい人ほど傷だらけで、ボロボロなのに、周りの人が求めるままに頑張っていたりするんですよね。
頑張っても報われないことも多く、常に我慢している。誰かを責めたり、反論することもしない。
苦しみだけが堆積していって、重苦しい人生の中で、キラキラと輝いている人が眩しくみえる。
本当は同じ世界にいるのに、相手が自分とは別世界の人だと思いこんでしまう。光を見ることで、自分の心の闇がより深く、暗く見えてくる。
わずかな時間で咲良子の境遇や心理が開示され、見ているこちらが辛く感じるほど引き込まれました。
他人の関心
本来、自分にとって安息を与えてくれるはずの存在から、無関心という苦痛を受けていた咲良子。しかし、出会ったばかりの人達(モグラや梗史郎)から鋭い指摘を受けて衝撃を受ける。ここが大きな転機となっています。
モグラたちの指摘は、咲良子に向けられた強い「関心」の表れでした。梗史郎はイライラが爆発した感じでしたが、セリフに優しさが垣間見えて良かったですね。
モグラは冷静に、咲良子の心の闇と真正面から向き合い、その原因を見つめて言葉を投げかけます。感情の絡まった糸を解き、答えを導き出そうとするような言葉が印象的でした。
問題を解決するには、本当はどうしたいのか、自分の本音に気づく必要がある。モグラが、咲良子が本音を漏らした時に褒めたり、彼女の長所を言葉にしたところに解決のヒントがあったように思います。
ついに!あのラッコが登場!
予想外のシーンでラッコが登場。略式の数珠を振り下ろす、あの力強い動作には笑ってしまいました。
モグラの家に招き猫が多い、真木のコンビニで物が落ちる(霊の仕業)という伏線も再度回収され、今回も物語がしっかり繋がっていましたね。
来週は、ホラー要素強めでしょうか?楽しみに待ちたいと思います。