3話の見どころは「対立への恐怖」「夢への情熱」「本心を伝える」でした。
対立への恐怖
今回も、サムが「本心」を伝えようとする際に、心に重くのしかかる不安が「対立への恐怖」という文字とともに描かれました。
この表現は本当に面白いですね。サムが何に不安を感じているのか、心理的な葛藤の対象、不安の正体を文字で提示することで、視聴者に認識させています。
自分の意見をはっきりと伝えることで、相手と「対立」するのではないかと不安になる。その不安やリスクを考え、自分の意見を飲み込んで、相手や周囲に合わせようとする。
この描写は、日常的によく見られる光景を「対立への恐怖」が根底にあるんだよ、と明確に示していているようで、共感しやすいなと思いました。
3話冒頭では、サムは気持ちを伝えられずに終わりますが、必死に前に進もうとしている様子が伝わってきます。
夢への情熱
中盤、サムが一人で絶望するシーン。ここでは、サムが夢への情熱を取り戻す様子が描かれています。
人生の壁は、どうにもできないほど高く厚いときがあります。何をやっても上手くいかないときもありますよね。
そんな時、夢を叶える方法や夢自体を変えるのも選択の1つです。
これまでにつぎ込んできた時間とお金が惜しいと思う人もいるかもしれませんが、積み上げてきたものは目的を変えても役立ちます。
だから、私は夢を諦めることが悪いとは思っていません。判断力さえあれば、あっさりと諦めることが英断となることもあるからです。
ただ、本当に叶えたい夢は、なかなか諦められないものですよね。
本当に叶えたい夢を追っているときは、諦めるという選択肢がない。困難があっても困難と思わない、絶望もしないという特徴がある。
絶望しないから、どこまでも目的に向かって行動し続ける。悩んだり、現状に不満をもらす時間がない。つまり、夢を叶えるための道のりを楽しんでいて、無駄のない時間を過ごしている。
この夢は必ず叶えられるという、自分自身への信頼がある人は強い。そういう人は、実際に夢を叶える人が多い気がします。
サムはそんなタイプかもしれません。
予想外の困難に夢への情熱を見失ったサムが、友人の励ましで再び立ち上がるシーンが良かったです。
友人が耳が聞こえないというハンディキャップを乗り越えて、サムに語りかけるという設定も良かった。
声に出して語りかけることはできない。でも、指で打ち込む文字や言葉で、誰かを励ますことができる。これはとても心に響くものがありました。
本心を伝える
好意的に接してくれるマーシャル・ローに対して、サムが真意を伝えることは、現在の関係性を悪化させる可能性がありました。
この「対立への恐怖」を乗り越え、サムはマーシャル・ローに言うべきことを伝えます。
1話もそうでしたが、サムは戸惑う時間が長くても、正しく進もうとする勇気があり、実行できる。迷いを振り払って、堂々と語りかけるサムは、当初の彼女が理想としていた自分自身の姿であり、理想として心に思い描いていたからこそ、本当の自分になれた。このシーンは爽快でした。
マーシャル・ローの反応からは、自分の発言の結果を理解していたことがうかがえます。
本心を伝えた結果どうなるのか、4話を待ちたいと思います。

