何気ない日常と、胸の内に抱える過去の痛み。
サムの嫉妬
サムが嫉妬する描写が面白かったですね。
これまでサムの心の中には、嫉妬の存在が感じられませんでした。
しかし、気になる存在であるリンクに魅力的な異性が近づく、しかも楽しそうに会話している。自信がないサムは、自分の存在が希薄になって消えてしまいそうに感じたのではないでしょうか。
すると、暗闇に眠っている嫉妬に突然スポットがあてられ、嫉妬はムクリと起き上がります。
サムの嫉妬は、この状況は嫌だ、変えたい、という強い衝動をもたらしました。
普段は自分の意志をなかなか伝えられないサムが、この場所を離れたいと、はっきりリンクに提案します。
嫉妬は人間の感情の中では、負の感情に分類されますが、今回のサムのケースでは現状打開に役立っていますよね。
面白いなと思います。
チャールズの素顔
シャワーを浴びて前髪をおろしたチャールズは、いつもとは別人のようです。花束を用意して誰かにプレゼントするようですね。
このときチャールズが1本の白薔薇の香りを楽しむシーンがありますが、白薔薇1本の意味は一目惚れ。
もしや、サムに一目惚れをしたとの暗喩でしょうか?
恋人か友人か
大切な存在が恋人になるのか、それとも友達ですらなくなってしまうのか。サムがリンクに惹かれながらも、恋人同士となることに躊躇うところがリアルです。
恋愛の難しいところですよね。
ファンテンドウ!?
えっ!?これアメリカのコミックですよね?と驚いたのが、このシーン。
京都の任〇堂本社を想起させる話題が出てきました(作中ではファンテンドウ)。日本は聖地、社長さんに会いたいなど、嬉しい言葉が沢山ありました。
確かにゲームを作ることが夢のサムにとって、京都の任〇堂本社は憧れの場所ですよね。
誰も傷つけないゲームを作ろうとするサムが、多くの人を笑顔にする理念を持った会社の社長さんに会いたいと願うのも分かります。
裏切りの記憶
またひとつチャールズの過去が明かされました。
裏切りの記憶を蘇らせる場所が、嫌いだと呟くチャールズ。
何もかも順調で、悩みなどなさそうなチャールズが、心に深い傷を負っている事が分かりました。
人は一度裏切られると、人を信じられなくなります。裏切りは心に修復しがたい傷をつけるものですよね。
心を癒す薬はあるのでしょうか?
体は時が経てば治りますが、
心は何年経っても血を流している。
だから、人の心を傷つけることは、とても罪深いと感じます。
また、衝撃的な裏切りを体験すると、人間とはそういうものなんだと、
冷めてしまう面もあります。
チャールズの目は冷たく、闇が渦巻いているようでしたね。
しかし、暗闇に浮かぶPCの画面には、サムに関わるものが映し出されていました。
チャールズとサム。今後の関係に注目です。
人生はゲーム
サムは「人生はゲーム」といいます。
コーヒー、仕事、ゲーム制作。夢を追う人は多忙です。時間さえあれば、夢に役立つことを学び、作り、生活のために働き、わずかな休息でコーヒーを飲む。
人生はゲーム。そして、ゲームは人生。
RPGは人生そのものてすね。人に会い、仲間を集め、お金を稼ぎ、武器や道具、マップを手に入れて目的を達成する。
ゲームの主人公として生き、体験し、人生の経験値を得る。
ゲームは単なる遊びではなく、体験という経験値を得られる。体験は本来の人生にも役立つ。
無駄なものは何も無いと思います。それがゲームの面白さであり、人生の面白さでもある。より価値のある体験を提供するゲームが、今後求められていくだろうとも思っています。
それはそれとして、6話ラストで窮地に陥ったサム。
おそらくチャールズによる決定のようですが、一体どのような思惑があるのか、次回が楽しみです。

