『葬送のフリーレン』2話感想

『葬送のフリーレン』感想

ハイターとフェルン。血はつながらなくても、親子のような深い心のつながりを感じるお話でした。

守り育てたこと

フェルンは自分を守り育てたハイターに、その選択を後悔してもらいたくないと、必死に成長しようとします。

フェルンの成長した姿を見て、ハイターが安心できるように、その選択が間違っていなかったと、満足できるように。

このフェルンの決意は正しいと思います。

ハイターは何のためにフェルンを守り育てたのか。

「悲しみの世界」で失われるはずだった命を、ハイターはつなぎとめました。それは、「喜びに満ちた世界」へと再び送り出すためです。

ハイターの願いは、フェルンが自分の力で自由に人生を楽しみ、幸福になることだったのではないでしょうか。

人生を楽しむためには力が必要です。

フェルンは、ハイターを安心させるために必死に力をつけた。フェルンを救って良かった、この子を守り育てて本当に良かったと、ハイターが思えるように。

大切な人を安心させる方法は、自分自身が強くなり幸福を掴むこと。

亡き人を幸せにする方法は、残された人が幸福になること。そう思います。

フリーレンと魔法

フリーレンは、魔法を集めることが趣味だといいます。些細な魔法もすべて集めている。

魔法を集めながら、人を知り、世界を知ろうとしているようですね。

しかし、安易に魔法を使おうとはしない。

ヒンメルの銅像の周囲に植えるために、あるかどうかも分からない花を探し始めます。

フェルンは、その時間が魔法への執着で無駄ではないかと疑問を持ちます。

ここでも、エルフと人間の時間感覚の差が描かれています。何年探し続けるのか、その間に救える命があるのではないか。フェルンの気持ちもわかります。

花はきっとある

フリーレンは、フェルンの話をよく聞いたうえで、もう少しだけ探そうと提案します。

花にまつわるヒンメルとの思い出も良かったですね。魔法を集める理由もヒンメルにつながる思い出があるためでした。

残された時間と生き方

有り余る時間があるとフリーレンの言うように「無気力にダラダラ」と生きてしまう。それは、人もエルフも同じですよね。

人生は終わりがあるからこそ、刹那を楽しむことができる。終わりがあるからこそ、全力で生きることができる。

1日働き、くたくたに疲れて眠るときが、最も幸せだと感じることがありますが、人生もなすべき仕事を終えて眠るようにその時を迎えられたら、幸福ではないかなと思います。

フリーレンとフェルンの旅は続きます。

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