『葬送のフリーレン』7話感想

『葬送のフリーレン』感想

フリーレンは、もうこの世界にいないヒンメルの軌跡を辿る旅をしているんですよね。旅先でフローレンは何を知るのでしょうか。

フェルンが裏表なさすぎる

シュタルクとフェルンのやり取りが楽しい。

一見おしとやかに見えるフェルンですが、なかなかストレートに物を言うんですね。

表が裏がなさすぎるフェルン。

日本人は、はっきりと意見を言う人が嫌厭される傾向がありますよね。当たり障りのない言葉や空気を読み、流れに従うことが美徳のように思われている。

言葉がストレートな人は、周りの人から怖がられていたりするんですが、私の経験上そういう人は別に悪意があるわけじゃなかったりします。

はっきり意見を言う人は、別に相手を責めている訳ではなくて、「自分はこう思う。」とか、「こういう理由があって、こうしてもらわないと困る」という要望とかを伝えているだけだったりするんですよね。

相手を苦しめたくて怒っているわけじゃない。

状況が良くないから、良くするために意見を言っているだけ。そういう人は、怒っていても怖くないんですよね。表裏がないだけで。むしろ、一緒に仕事をしていると指示が分かりやすくて楽しかったりします。

この傾向は、男女年齢を問わずある。

逆に、真綿に針を忍ばせているような、常に穏やかな人の方がずっと怖い。本心を絶対見せない。

また、何も言わない人は、無理に現状を改善しようとは思わない人なので、何も言わずに突然姿を消したりする。相手の間違いを指摘しないのは、相手に関心がないから。

そう考えると、シュタルクに面倒くさいとはっきり言うフェルンは、結構シュタルクを信頼しているのかもしれないですね。

結局、優しくして欲しいシュタルクの希望はあっさり却下されてしまいました。

種族そのものが絶滅の危機

エルフはフリーレンだけでなく、基本的に他者に無関心。そのため絶滅の危機にあるようです。

なんだか、私も含め現代人はエルフみたいな人が増えつつあるように感じます。

実際に、ひとりでも十分楽しめる娯楽や趣味が山程あって、一生かけても体験しきれないくらいですものね。人生に喜びや楽しさを提供するものが、恋愛だけではなくなっている。

フリーレンのための銅像

フリーレンが寂しくないように、ヒンメルがあちこちに銅像を残していたことが分かりました。

これは愛ですね。

ヒンメルは、フリーレンが寂しく思うだろうと予想していたんですね。

今は気づかなくても、いつか気づくだろうと。

ヒンメルは、フリーレンの理解が深いようです。

言葉を使う魔族

言葉は両刃の剣で、人を救うこともあれば、人を傷つけることもある。

そして、人は言葉に騙されやすい。

自分の生きてきた経験と、言葉を重ね合わせて、幻想を作り出してしまうこともある。

単純に悪意ある言葉に誘導されることもある。

魔族は「人間を騙すために言葉を使う」ことを知っているフリーレン。

しかし、言葉を人間らしい生活の中でしか使っていない人たちは、その嘘を見抜けない。

人は結局、自分が知っている知識の範囲でしか状況を判断できない。

村人もヒンメルも、魔物が言葉で人を騙すことを体験して、はじめてフリーレンの忠告を理解できました。

なんとも皮肉な結末です。

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